中国が南シナ海で「兵糧攻め」 フィリピン巡視船撤退、乗組員はおかゆ3週間で4人緊急搬送…日本が濾過装置提供で支援へ
フィリピンと中国が領有権を争う南シナ海の島礁で、フィリピンが劣勢に立たされている。戦略的要衝のサビナ礁で、中国船の侵入を牽制(けんせい)してきたフィリピンの大型巡視船が「兵糧攻め」に遭い、15日に撤退に追い込まれたためだ。別の巡視船がすでに配備されているが、中国側の攻勢に対応しきれるかは不透明だ。サビナ礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内のスプラトリー(南沙)諸島にある浅瀬の一つ。