【スロベニア】記者の夢破れ「犬のパン屋さん」起業、就職難の街で成功した若者
経済危機の影響が最も深刻な街で、失業者にならずに済むための答えは「犬用スナック」だった――。こんな思いも寄らない進路を現実に歩いた若者が、スロベニアにいる。学生時代にはジャーナリスト志望だったナストヤ・ベルドニク(Nastja Verdnik)さん(26)だ。「よく愛犬にビスケットを作ってあげていたけれど、それを仕事にするなんて夢にも思わなかったわ」と、スロベニア北部マリボル(Maribor)にある小さな自分の店でAFPの取材に応じたベルドニクさんは語った。