【フィリピン】軍と武装勢力の戦闘で12万人が避難 ミンダナオ島
国連人道問題調整事務所は25日、フィリピン南部ミンダナオ島の都市サンボアンガで9日から続いているイスラム武装勢力「モロ民族解放戦線」の一派と国軍の戦闘による死者が132人に達したと発表した。サンボアンガと付近のバシラン州では、住民約12万8000人が家を失うなどして避難生活を強いられているという。同事務所は、約7万人の避難者が詰めかけているサンボアンガのスポーツ施設で、衛生状態がきわめて悪化しており、感染病の大量発生が懸念されると警告している。