【調査/国際】「対麻薬戦争は失敗」、世界で流通量増加 報告書
香港(CNN) 各国が麻薬撲滅に力を入れているにもかかわらず、ヘロイン、コカイン、大麻の流通価格は下がり、純度は増しているという調査結果が2日までに、英医学誌に発表された。専門家は、これは流通量の増加を示唆するとして、「対麻薬戦争の失敗がこれで改めて裏付けられた」と指摘している。カナダと米国の研究チームは米国と欧州、オーストラリアでの麻薬流通と、南米やアフガニスタン、東南アジアといった地域での生産の現状について、政府の統計などをもとに調査した。