【イラク】マリキ首相、挙国一致内閣へ意欲=イスラム国に加勢したスンニ派には恩赦で離間策、北部の産油都市「領有」のクルド人けん制
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の脅威が増す中、イラクのマリキ首相は2日、テレビ演説で、米国などが求める挙国一致内閣について、「協力と合意により(障害を)乗り越える」と述べ、8日再開予定の議会での新内閣発足に意欲を示した。ロイター通信が伝えた。イラク議会は1日、4月の議会選後初めて招集されたが、少数派のスンニ派やクルド人がボイコットしたため、最初のステップである議長選出が行えず、休会となっている。