【イラク】マリキ首相 続投に強い意欲
イラクで、イスラム過激派組織の攻勢を許したとして退陣を迫る声が高まるなか、マリキ首相は4日、続投に強い意欲を示す声明を出し、事態の打開に向けた政治勢力の結集はますます難しくなっています。イラクでは先月以降、イスラム教スンニ派の過激派組織と政府軍の戦闘が各地で続いています。政府軍は、過激派組織が占拠する第2の都市、モスルに通じる要衝のティクリットの制圧を目指し、4日も中心部に立てこもる過激派組織に攻撃を仕掛けましたが、過激派組織の反撃に遭い、戦闘はこう着状態に陥っています。