【イエメン】政権側とシーア派系反政府勢力が停戦合意、依然予断許さず
中東のイエメンで、武力衝突を続けているイスラム教シーア派系の反政府勢力と政権側は、国連の仲介で即時停戦に正式に合意しましたが、反政府勢力は武装解除には応じない構えで、依然として予断を許さない情勢です。イエメンの首都サヌアでは、今月に入り北部を拠点にするイスラム教シーア派系の反政府勢力と政府軍が衝突し、これまでに100人以上が死亡したとみられ、反政府勢力が政府の庁舎の一部や国営の放送局を占拠したほか、国際空港につながる道路を封鎖するなど、混乱が広がっています。