【ブラジル】離婚後の共同親権、ジルマ大統領が承認、単独親権より優先扱いに…片親の負担が軽減されると共に、育児委棄が困難に
ジルマ大統領(労働者党=PT)は22日、子供の両親が離婚した場合に子供の監督権、また経済面を含む養育や教育に関する責任と決定権を両親に等しく与える「共同親権」を原則と定めた法案を承認した。23日付の連邦官報に掲載され、同日から同法は施行となった。2008年8月にルーラ前大統領(PT)は、それまでブラジルで認められていた唯一の親権制度だった「単独親権」以外の選択肢として共同親権制度を認める民法11698号を施行していたが、新たな法案では共同親権が優先的に扱われることになるという。