【訃報】ナチス・ドイツによる犯罪は「ドイツ人全員が負う責任」…ワイツゼッカー元独大統領が死去、統一後初代、戦争責任直視訴え
【ベルリン共同】ドイツのメディアによると、ユダヤ人虐殺などドイツの「過去」への沈黙を鋭く批判する演説で戦後ドイツの良心を呼び起こしたリヒャルト・フォン・ワイツゼッカー元ドイツ大統領が31日、死去した。94歳。第2次世界大戦終了40周年の1985年5月、「荒野の40年」と題した議会演説で「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目になる」と訴え、ナチス・ドイツによる犯罪を「ドイツ人全員が負う責任」だと強調。