【ブラジル】1時間からの短時間「里親制度」、青少年へ家庭や社会生活経験の場に…サンパウロ市
サンパウロ市では、何らかの事情で家庭で暮らすことができない青少年を平日1時間以上という短時間だけ里親に預ける新たな里親制度の準備が進められている。26日付の地元紙(ウェブ版)が報じた。サンパウロ州裁判所が主導するこの新制度は施設で暮らす10歳以上の青少年を対象とし、既に里親の募集も開始されている。サンパウロ市青少年中央裁判所のドラ・マルチンス判事はこの制度を「養子縁組が決まらない青少年に対して家庭や社会生活を経験する機会を与えるものだ」と説明している。