【イエメン】イエメン南部で刑務所襲撃、テロや殺人など重犯罪で収容されていた1200人以上が脱走
【カイロ=溝田拓士】イエメン国営通信によると、同国南部タイズの刑務所が6月30日、何者かに襲撃され、テロや殺人など重犯罪で収容されていた1200人以上が脱走した。同国を拠点とするイスラム過激派組織「アラビア半島のアル・カーイダ(AQAP)」のメンバーも脱走者の中に含まれている模様だ。イエメンでは、サウジアラビアに逃れたハディ大統領を支持する勢力と、サレハ前大統領派や反政府武装勢力フーシが戦闘を続ける中で、AQAPやイスラム過激派組織「イスラム国」の関連組織なども勢力を増している。