【難民問題】マケドニア国境で移民が感電死、足止めに絶望し自殺か
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「僕らは全員ここで死ぬ、よそへは行かない」――ギリシャとマケドニアとの国境で3日、モロッコから来た移民のアブドゥルさんは、鉄道の高圧電線を握りしめて感電死した友人男性の遺体を指さして言った。ギリシャ警察は、国境で何日も足止めが続いている現状に絶望しての自殺とみている。モロッコ人移民たちは、この男性の遺体を担いで「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫びながら検問に押し寄せ、ギリシャ警察が催涙ガスを噴射して押し戻す一幕もあった。