【シンガポール】デング熱対策で数千匹のボルバキア菌感染蚊を環境中に放出へ
シンガポール当局が、デング熱対策で数千匹のボルバキア菌感染蚊を環境中に放出する準備を進めていることが27日、現地紙のChannel NewsAsiaの報道で明らかとなった。最近の研究結果により、ボルバキア菌に感染した蚊は、交配などを通じて他の蚊に自然感染していくことにより生殖機能に影響を及ぼすことが判っており、シンガポール当局では、ボルバキア菌感染蚊のオス、約数千匹を自然環境に放出する実験を行うことで、実際にボルバキア菌感染蚊が蚊の駆除に効果があるのかどうかを検証することを予定している。