【米国/どうぶつ】動物実験で子どもを奪われたチンパンジー、トロール人形を肌身離さず
人間に非常に近い種であるチンパンジーは、長年動物実験の格好の材料となってきた。動物の尊厳を無視した扱いは、チンパンジーの心に深い傷を残し様々な悲劇を生んできた。40歳のメスのチンパンジー“フォクシー”もそんなトラウマを抱え、実験から解放された1頭だ。1976年8月に誕生したチンパンジーのフォクシー(40)は、長い間狭い部屋に閉じ込められ、アメリカの製薬会社「バークシャー(Buckshire)」の肝炎ワクチン開発のための実験材料として扱われた。