【インドネシア・シンガポール】との円建てスワップを導入=財務省
財務省は4日、
インドネシア中央銀行とシンガポール通貨監督庁とそれぞれ日本円建ての通貨スワップ(交換)を導入する、と発表した。現地通貨と米ドルのみを交換するこれまでの仕組みを見直し、円建てを追加する。ドルひっ迫時の柔軟性を確保すると同時に、アジア域内での円流通も広げたい考えだ。通貨スワップの仕組みでは、限度額の全額を引き出すには国際通貨基金(IMF)の支援が条件となるが、インドネシアとは、IMFの支援がなくても引き出せる割合を3割から4割に引き上げる。