【ロシア】名画「イワン雷帝とその息子イワン」損壊 棒でたたかれ 国立トレチャコフ美術館
モスクワのロシア国立トレチャコフ美術館は26日、19世紀のロシアの民衆の姿を描いた移動派画家イリヤ・レーピン(1844~1930年)の名作「1581年11月16日のイワン雷帝とその息子イワン」が、訪問者の暴力行為によって激しい損傷を受けたと発表した。美術館によると、閉館間際だった25日午後9時前、館内にいた男が巡回中の職員らを押しのけて作品のある部屋に入り、部屋にあった仕切り用の棒を持ち上げて作品にたたきつけたという。