【ベルリンの壁崩壊30年】旧東独で癒えない分断後遺症にポピュリズム「国民は移民や難民でなくドイツ人たるわれわれだ」
・癒えない分断後遺症、付け込むポピュリズム=旧東独・ベルリンの壁崩壊30年ベルリンの壁崩壊から、9日で30年。壁の外の自由への熱気が広がった当時と対照的に、旧東独地域では今、市民の不安を背景に、移民や難民の流入を拒む右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が台頭。急激な民主化の陰で30年たっても癒えない東西分断の後遺症が、ポピュリズム(大衆迎合主義)に付け込む隙を与えている。