【豪州】7歳の少女を強姦の男に終身刑 末期がんを患っており獄死は確実
シドニー都市圏南部コガラのダンス・スタジオのトイレで7歳の少女を襲い、性暴行した男が終身刑を言い渡された。2月12日付ABC放送(電子版)が伝えた。2018年11月、アンソニー・サンピエリ被告人(56)は、ダンス・スタジオの裏手にあるトイレで40分にわたり少女を襲って縛り、首を絞めた上に強姦の犯行をビデオに撮るという異常な行為で起訴されていた。ポール・コンロン判事は判決主文を読み上げ、「犯行は被害者に対する同情の念がまったく欠けており、どの親にとっては最悪の悪夢というべきだ」と語った。判決言い渡しでコンロン判事は、「犯罪は余りにも重大であり、もっとも厳しい処罰で望むことが妥当だ」として無期懲役を言い渡した。サンピエリ被告人は10件の容疑で起訴されており、3件はコガラでの事件、7件はコガラの事件より1週間前に複数の女性に電話して性的に露骨な内容を語って嫌がらせをしたというもの。コガラでの犯行当時、サンピエリ被告人は保釈で一般社会に暮らしており、アイスでハイになった状態で犯行に及んだ。犯行時、被告人は被害者の顔を殴り、さらにナイフで脅し、男子手洗いで頸に電気コードを巻き付けた状態で40分間にわたって強姦を続けたとされている。さらに、サンピエリ被告人は7分間のビデオを撮っており、少なくとも4分30秒撮影を続けていた。また、同じダンス・スタジオに娘を送っているニック・ギリオさんは事件現場を目撃して止めに入ったが、サンピエリ被告人に何度も刺されており、さらに被害児童の母親も少女を救い出そうとしてサンピエリに手を刺されている。閉廷後、ジリオさんは、「子供を救えたことは限りない栄誉だ」と語った。Anthony Sampieri sentenced to life in prison for rape of seven-year-old girl in Kogarah dance studio