【米国】「ハワイ最後の王女」A・カワナナコアさん死去96歳、併合前のハワイ王国時代伝える象徴的存在
「ハワイ最後の王女」と呼ばれたハワイ王族の末裔(まつえい)のアビゲイル・カワナナコアさんが11日、ハワイの自宅で死去したと米メディアが報じた。96歳。自然死で、健康状態が悪化していたという。26年、ホノルル生まれ。幼いころに王子の妃だった母方の祖母の養子に迎えられ、貴族文化の中で育てられた。正式な称号は持たなかったが、米国併合前のハワイ王国時代を今に伝える象徴的な存在で、ハワイ先住民文化の支援にも力を入れた。