【宗教】ブードゥー教の祭り アフリカ系のルーツ求め世界からベナンへ
毎年1月になると、米国やブラジル、カリブ海(Caribbean Sea)諸国から、西アフリカのベナンを訪れるアフリカ系の人が増えている。目指すは、かつて大西洋奴隷貿易の拠点だった港町ウィダー(Ouidah)の浜辺で行われるブードゥー教の祭りだ。祖先の故郷と宗教の再発見を求めている。祭りを初めて訪れたというルイ・ピエール・ラマサミーさん(45)は、カリブ海東部のフランス海外県グアドループ(Guadeloupe)からやって来た。