【エネルギー】パキスタン、ロシア産原油の輸入開始 経済危機で外貨流出抑制
パキスタンのシャリフ首相は11日、ロシアから輸入した原油の第1弾が南部の港に到着したと明らかにした。パキスタンは深刻な経済危機に見舞われており、割安なロシア産原油への切り替えによって、外貨の流出を抑えるのが狙いだ。ロシア産原油は、ウクライナ侵攻を受けた西側の経済制裁で買い手が減り、価格が下落。地元紙によると、パキスタンはこれまで原油の大半をサウジアラビアなど湾岸諸国に依存してきたが、ロシアから安価で購入する契約を4月までに結んだ。