【原発問題】動燃見学者を身分・思想で差別 Aランク:予算握る霞が関幹部、所長自ら全て見せるVIP待遇 Fランク:提訴した原告団、出入り禁止
高速増殖原型炉「もんじゅ」の点検放置など不祥事が続く日本原子力研究開発機構(IAEA)に対し、文部科学省は8月8日、改革の基本方針をまとめた。業務を整理し「もんじゅ」の運転に集中させるなどの内容だが、前途が茨の道であることは変わらない。本誌が今春、6回にわたって連載したとおり、IAEAの前身である動燃(動力炉・核燃料開発事業団)の内部資料「西村ファイル」には、20年以上前から変わらない「原子カムラ」の体質が克明に記されていた。