【原発問題】原子炉内の溶けた燃料、冠水させず取り出せないか検討-福島第1原発
東京電力福島第1原発の廃炉作業で、東電は4日、早ければ2020(平成32)年にも開始するとしている原子炉内の溶融燃料の取り出しについて、燃料を冠水させた状態で取り出す手法の実現が不透明なことから、冠水させずにそのまま取り出す手法について検討を始めたことを明らかにした。東電原子力立地本部福島第1対策プロジェクトチームの高儀省吾部長が同日、青森県八戸市で開かれている日本原子力学会「2013年秋の大会」の分科会で明かした。