【論説】真の文明は、山を荒らさず川を荒らさず、村を破らず人を殺さざるべし…田中正造没後100年、国民にも向けられた厳しいまなざし
ソース(毎日新聞 「記者の目」 科学環境部・足立旬子氏)
「公害の原点」と呼ばれる栃木県・足尾銅山の鉱毒事件で、被害者救済に半生をささげた政治家、田中正造(1841?1913年)が亡くなって今年でちょうど100年。「真の文明は、山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」「デンキ開けて世間暗夜(あんや)となれり」
経済成長優先の近代文明を鋭く批判した言葉は、100年たっても色あせない。