【群馬】差別の愚かさ、あらためて噛みしめて…流言デマで朝鮮人17人を虐殺した「藤岡事件」から90年、教訓は関係悪化の今こそ★2
関東大震災が発生した一九二三(大正十二)年九月、藤岡市で流言によって朝鮮人十七人が虐殺された「藤岡事件」から今年は九十年の節目。現場近くで慰霊碑が立つ同市藤岡の成道(じょうどう)寺などで十四日、追悼行事があった。韓国や北朝鮮との関係が悪化している今、参列者はあらためて差別の愚かさをかみしめた。事件は九月五、六日、震災の混乱で「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などのデマが飛び交う中で発生。