【社会】「三井財閥の娘」詐欺 65歳被告を追起訴
「三井財閥の娘」と身分を偽って高配当名目で多額の現金を集めていた一連の詐欺事件で、神戸地検姫路支部は20日、被害総額2765万円の4件について、島根県浜田市の無職、新井(にい)紀代美被告(65)=公判中=を追起訴した。同様の手口で3億円以上を集めたとされており、起訴は3回目。起訴状によると、新井被告は2009年4月?11年3月、自分が三井財閥の血縁者で莫大(ばくだい)な資産があると誤信させ、兵庫県姫路市の4人から配当金を渡す約束で預かった現金をだまし取ったとしている。