【毎日新聞】牧太郎「弾丸列車の夢…もしかして、韓国との間に『蜜月』が戻れば『対馬海峡海底トンネル』だって夢ではない」
★牧太郎の大きな声では言えないが…:弾丸列車の夢
戦前、鉄道マンの「夢」は壮大だった。「鉄道に生きた人びと[鉄道建設小史]」(沢和哉著、築地書館)によると、1930年2月、鉄道省のベルリン事務所長の「湯本昇」という人物は中東を視察。砂漠のキャラバンが行き交う「東西交通の要衝」だった中東が衰退した原因は輸送経路のメインが、インド洋やシベリア鉄道に移ったことにある……と看破した。