【岐阜】花がさと陣羽織を身に着けた児童たち、声を張り上げ威勢良く参道駆ける…土岐・妻木八幡神社で流鏑馬奉納
土岐市妻木町の妻木八幡神社で、江戸時代初期から続く神事の流鏑馬(やぶさめ)(市無形文化財)が十三日、奉納された。地元の小学生五人が花がさと陣羽織を身に着けて五頭の馬にまたがり、観客が見守る約百三十メートルの参道を一頭ずつ疾走した。奉納に先立つ神事では、百七十年前から受け継ぐみこしが担がれた。みこしは、昨年の神事で屋根の部分が落ち、金具が壊れたが、多治見市笠原町の箔押師(はくおしし)の杉浦義晴さん(72)が約三カ月かけて直した。