【東京】「平和な国を、との祈りがこめられている。何としても残さなきゃ」…学徒出陣から70年、戦争伝える碑残して、国立競技場で追悼式
太平洋戦争に学業半ばの学生らを送り出した「出陣学徒壮行会」から二十一日で七十年を迎え、会場だった東京都新宿区の国立競技場(当時は明治神宮外苑競技場)にある記念碑の前で、戦没学徒の追悼会が開かれた。卒寿を過ぎた元学徒兵二十人と、遺族や後輩ら約百人が出席。二〇二〇年東京五輪のメーン会場となることが決まった競技場は、来年七月から建て替え工事が始まることから、「戦争を次世代に語り継がなければ」と、碑の保存を呼びかけた。