【静岡】「父が多くの人に慕われていた証し。おぼろげだが人柄が分かった気がする」…父とつながる日章旗、70年ぶりに西伊豆に“帰郷”
太平洋戦争中、サイパン島で命を落とした西伊豆町一色出身の久保田満さん=享年31=の日章旗がこのほど、長男の精(しらげ)さん(73)の元に届けられた。本紙記事をきっかけに約70年ぶりに里帰りを果たした旗を手に、精さんは「父の名が残る唯一の遺品。父とのつながりを感じる」と喜ぶ。電力会社に勤めていたという満さんは1943年に陸軍の兵士として出征し、44年7月に戦死したという。