【岡山】ねねの硯箱修復初公開 足守藩主木下家に伝来
豊臣秀吉の正室・高台院(ねね)の遺愛品として足守藩主木下家に伝わった漆工芸品「桐(きり)鳳凰(ほうおう)蒔絵(まきえ)硯(すずり)箱」の修復が完了し、岡山市北区駅元町、岡山シティミュージアムで初めて一般公開されている。くすんだ漆が磨き上げられ、格調高い本来の輝きが歴史ファンらを魅了している。木下家初代藩主・家定は、ねねの実兄で、硯箱(縦26センチ、横24・2センチ、高さ5・6センチ)は2007年、同家伝来品を収めた同市北区足守の蔵で発見された。