【中国】「エイズ問題よりも危険な状況」…中国で広がるじん肺患者、少なくとも600万人、劣悪な鉱山労働や深刻な大気汚染も影響
深刻な大気汚染が続く中国で、鉱山の粉じんやアスベスト(石綿)などを吸入したことによるじん肺患者が、少なくとも六百万人に上ることが、中国人研究者らの調査で分かった。「エイズ問題よりも危険な状況」(専門家)との厳しい指摘もあり、主要エネルギーを石炭に頼る中国政府は一層の対策を迫られている。特にじん肺患者が多い地域は内陸の湖南省や四川省のほか、広東省の山間部で、小規模な炭鉱、採石場、グラファイト(石墨)鉱などで働く労働者が次々に発症。