【社会】「こんな法案が可決するとは」無念を吐き出したのち、絶句 横浜市大名誉教授の今井清一さん「治安維持法の亡霊がよみがえる」
★特定秘密保護法案を問う(14):政治史学者・今井清一さん、戦争体験こそ尊い遺産「21世紀の世の中で、短兵急にこんな法案が可決されることになるとは」。無念を吐き出したのち、絶句した。1955年、戦後の近現代史研究の原点となった「昭和史」を共著したことで知られる政治史学者、今井清一さん。かの大書でとりわけ満州事変から敗戦まで、侵略とファシズムが行き着いた破局の歩みに光を当てたのは、不戦の誓いがあったから。