【社会】インフラの維持管理費、20年後には約2兆円増
道路の橋やトンネルといった、老朽化したインフラの維持管理や建て替えに必要な費用は、20年後には最大で年間5兆5000億円と、今年度より2兆円近く増えるという、国土交通省の推計がまとまりました。去年12月、9人が死亡した笹子トンネルの天井板崩落事故では、道路や関連する施設の点検の在り方が問われ、その後も老朽化した施設でコンクリートが剥がれるなどの事故が相次いでいることから、高度経済成長期に集中して建設されたインフラの維持管理を、どのように進めるかが課題となっています。