【裁判】伊豆大島沖衝突事故「海上衝突予防法に反して左に舵」…当直責任者の中国人に1億円請求・静岡地裁
伊豆大島沖で昨年9月、貨物船同士が衝突し第18栄福丸の乗組員6人が死亡した事故で、栄福丸の船主らとの間で船舶保険契約を結ぶ損保ジャパンは、シエラレオネ船籍のジィア・フイの当直責任者で中国人の夏紅波被告(35)=業務上過失致死罪などで公判中=に1億円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁沼津支部に起こした。訴状によると、夏被告は昨年9月、操船中に衝突を防ぐ注意義務を怠り、海上衝突予防法に反して左にかじを切って栄福丸に衝突させたとしている。