【国際】米国で死刑執行用の薬物が調達困難に、製薬会社の販売拒否が原因=電気椅子や銃殺復活も
米国で死刑執行用の薬物調達が難しくなっている。製薬会社の販売拒否が原因だ。代替薬や従来と異なる組み合わせの薬物注射で処刑は続けられているが、新たな手法は死刑囚に激しい苦痛をもたらす恐れがあるなどとして、差し止めを求める訴訟も相次いでいる。米国では1980年代以降、薬物注射が処刑の主な方法。ほとんどの州で麻酔や心停止などを目的とする3種類の薬物が同時に使われてきたが、主な調達先である欧州の複数の製薬会社が2010年ごろを境に、使途が処刑の場合の販売を拒否するようになった。