【社会】細川氏、自公の組織力に苦戦…出遅れ響く、都知事選
元首相の細川護熙氏(76)は小泉純一郎氏(72)との二枚看板で「原発ゼロ」を訴えたが、自公の組織力を前に苦戦を強いられた。投票日は都内で家族と過ごした。告示日の朝、都庁前で上げた第一声は、メモを手にしながらのぎこちない演説だった。政界引退から16年。声に張りはなく、わずか11分で演説を終えた。だが、細川氏の知名度に加え、ワンフレーズで聴衆を引き付ける小泉氏の存在感は絶大で、小泉氏が連日応援に駆けつけた街頭演説は各地で黒山の人だかりができた。