【文化】市民ミュージカル「ASUKA」冷え込む日韓関係に春風…安領事「歴史的事実を基に、両国の交流を市民が演じる点素晴らしい」
領土、歴史問題などで冷え込む日本と韓国の関係に、福岡県太宰府市で4月に上演される市民ミュージカル「ASUKA」が、春風を吹かせようとしている。特別史跡「水城跡」が築かれてから今年が1350年になるのを記念し、同市の喫茶店主で演出家の藤村信一さん(60)が創作した。白村江(はくすきのえ)の戦い(663年)で唐・新羅連合軍に敗れて筑紫へと逃れてきた百済の青年貴族と、日本の農民の少女ASUKAとの恋を縦糸に、国の礎は名もなき庶民が築いてきたことと反戦を訴える物語だ。