【福井】未婚女性が担ぐ乙女みこしと、若衆が担ぐ舟みこしが、東尋坊で「逢瀬」…豊漁願い、三国町で雄島まつり
坂井市三国町安島で二十日、海の安全と豊漁を願う大湊神社の例祭「雄島まつり」があり、海上を船で移動した未婚女性が担ぐ乙女みこしと、陸路で到着した若衆が担ぐ舟みこしが、東尋坊で“逢瀬(おうせ)”を果たした。この祭りは、奈良時代(七一〇~七八四年)に始まったとされる伝統行事。同神社で神事などが営まれた後、境内で若武者が獅子を成敗する「お神楽舞」が奉納され、ユーモラスなしぐさと迫力ある立ち回りで、見物客から盛んな拍手を浴びていた。