【事件】マルハニチロ農薬混入事件 第三者検証委、カメラ増設など提言 9月末までの操業再開目指す
アクリフーズ(現マルハニチロ)の群馬工場(群馬県大泉町)で起きた冷凍食品農薬混入事件を受けた同社の第三者検証委員会は29日、再発防止のための組織改革などを提言した最終報告書を公表した。伊藤滋社長は監視カメラ増設などの対策を取り、9月末までに同工場の操業再開を目指す考えを明らかにした。群馬工場では昨年4月から事件発覚の12月まで、12件の異物混入があったことが分かり、検証委は「事件の予兆を疑うべきだった」と指摘し、監視カメラ設置や洗剤・殺虫剤などの徹底管理を求めた。