【文学】『夏の花』『原爆詩集』…原爆文学資料を記憶遺産に 広島の市民団体、17年登録目指す
広島での被爆体験をつづった小説「夏の花」を作家、原民喜が執筆する際に使った手帳など、原爆投下時の様子を記録し、文学作品の基になった資料について、広島市の市民団体「広島文学資料保全の会」は5日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産への登録を目指すと発表した。申請するのは原民喜の手帳のほか、原爆詩人峠三吉の「原爆詩集」の最終草稿や、2005年に死去した栗原貞子さんの原爆詩「生ましめんかな」が記された創作ノートの3点。