【社会】マーシャル諸島で日本兵の墓に海水浸食被害「棺や遺体が流出」、温暖化の影響か
ミクロネシアにあるマーシャル諸島共和国で、海面上昇により第2次世界大戦で戦死した日本兵の墓が海水に浸食される被害が出ている。マーシャル諸島の外相が6日、明らかにした。デブルム外相は、国連気候変動会議が開かれたドイツのボンで記者団に対し、「墓から棺や遺体が流出している。状況はそれだけ深刻だ」と語った。マーシャル諸島は、標高が最も高い所でも海面からの高さは2メートルにすぎず、気候変動によって国が水没する危険性が高まっている。