【歴史】長崎原爆の貴重な写真を大量に発見「命ある限り調査を」 米国立公文書館で
【ワシントン徳野仁子】復旧した線路を煙を上げて走る蒸気機関車や、がれきの中で奇跡的に残った大きな鳥居……。米国立公文書館を訪問している長崎市の調査団により、長崎原爆投下の1~2カ月後に米軍が撮影した貴重な写真が大量に見つかった。長崎平和推進協会写真資料調査部会の部会長で被爆者でもある深堀好敏さん(85)が、初日に確認した約200枚の中で特に貴重だと指摘したのが、爆心地から約500メートル離れた三菱重工業長崎造船所浦上寮付近で1945年9月16日に撮影された1枚だ。