【国際】アルゼンチン、債務利払い期限迎え30日間の返済猶予期間へ 「テクニカルデフォルト」の可能性も
【ニューヨーク=越前谷知子】2001年に債務不履行(デフォルト)に陥ったアルゼンチンは6月30日、同国債の債権整理に応じた債権者への利払いの期限を迎えた。米最高裁が利払いの条件とした国債を購入した米投資ファンドへの債務返済を巡る交渉はこの日は行われず、30日間の猶予期間に入る見通し。米投資ファンドのエリオット・マネジメントは同日の声明で、アルゼンチン政府が交渉を拒否し、「国家をデフォルトの危機にさらしている」と強く非難した。