【政治】「外国人労働者で経済成長」の嘘と危険 パソナ会長・竹中氏が産業競争力会議で受け入れ拡大論をぶつ「利益動機ではないか」
EUの状況から見えてくる「外国人労働者=移民」と経済成長の現実。外国企業や高度人材受け入れを急ぐ日本を待ち受ける事態とは(産経新聞特別記者 田村秀男 月刊正論8月号)
■外国人労働者」は「移民」と同義である
政府は新成長戦略で外国人の「働き手」受け入れ拡大を打ち出した。帰国を前提とし、永住につながる「移民」導入策ではないという建前だが、そもそも欧州の例をみても、外国人労働者は「移民」の範疇に入るし、滞在期間が切れた外国人を一斉に強制帰国させることは政治的に困難だ。