【動物】51歳チンパンジー、チェリー死ぬ 国内初の人工飼育成功
神戸市立王子動物園(同市灘区)は16日、全国で初めて人工飼育で育った雌のチンパンジー「チェリー」が14日に死んだと発表した。51歳で人間の80~90歳に当たり、国内では5番目の長寿だった。チェリーは1963年6月22日、王子動物園で生まれた。父親は国内最高齢のチンパンジー「ジョニー」(雄、64歳)。母親が母乳を与えず、飼育員だった亀井一成(いっせい)さん=2010年9月に80歳で死去=が自宅に引き取り、哺乳瓶でミルクを与えるなどして育てた。