【環境】福島第一原発の近くに生息するサルの血球数が少ない、被ばくの可能性も
福島市の森林地域に生息する野生のニホンザルの血球数が、青森県のサルと比べて少ないことを報告する論文が掲載される。この結果は、ニホンザルの血球数の変化の一因が、
福島第一原子力発電所事故後の放射性物質の被曝であった可能性を示唆しているが、正確な原因は証明されていない。今回、羽山伸一(はやま・しんいち)たちは、
福島第一原子力発電所から70 kmの地点に生息している61匹のサルと同発電所から
約400 km離れた下北半島に生息している31匹のサルを比較した。