【国際】現地で死亡したシベリア抑留者の焼骨式 ロシア沿海地方
戦後、旧ソ連に抑留され、その地で果てた日本軍兵士らの戦没者を祖国へ帰すための「焼骨式」が27日、ロシア沿海地方のアルセーニエフ市で営まれた。厚生労働省が派遣する「旧ソ連抑留中死亡者遺骨収集帰還団」の団員らが見守る中、同市周辺の山中などを9日間掘り返して収容した遺骨13柱が、炎に包まれた。焼骨式に先立つ追悼式では、抑留経験者の遠藤尚次(しょうじ)さん(88)=川崎市在住=が「帰国の日を夢みながら無念の死を遂げたあなた方のことを思うと断腸の思いです。