【社会】集団的自衛権行使容認に言及 「国民の懸念、耳傾けて」 平和宣言の骨子発表 長崎市長
長崎市の田上富久市長は1日の会見で、長崎原爆の日の平和祈念式典で読み上げる平和宣言に「集団的自衛権」の文言を入れ、政府に対し、国民に広がる平和国家の在り方が変わることへの懸念に耳を傾けるよう求めることを明らかにした。安倍政権の閣議決定自体には触れず、直接の評価は避けた。宣言は、集団的自衛権など安全保障をめぐる議論の中で、国民の中に「戦争をしない被爆国」の原点から外れるのではないか」という不安が広がっていることを指摘する。