【ウクライナ情勢】日本政府、対ロシア追加制裁の閣議了解先送り
政府は1日、ウクライナ情勢に関するロシアへの追加制裁について、発動に必要な閣議了解を見送った。欧州連合(EU)が初の経済制裁に踏み切ったため、日本も資産凍結対象者の拡大などを検討する。菅義偉官房長官は記者会見で「政府内で詰めの調整をしている」と説明、閣議了解は来週になるとの見通しを示した。これに関連し、南米訪問中の安倍晋三首相は7月31日午後(日本時間8月1日午前)、バイデン米副大統領と電話で協議し、ロシアに圧力をかけるため、主要7カ国(G7)で協調して対応することが重要との認識で一致した。